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「植物工場のいらない社会が望ましい」
植物工場装置メーカーの代表者がこのような事を語るのは矛盾していると思われるかもしれません。
地球温暖化由来気象災害の頻発や農業従事者高齢化による生産力低下等食料生産が直面する諸問題が無ければ、従来農法で十分であり、植物工場は必要ないと思います。しかしながら農業生産現場は、地球温暖化と相次ぐ気象災害で生産量は不安定となり、流通現場では生活必需品である野菜の通年安定確保が困難な状況となっています。また、毎年生産者数と生産規模が減少しており、このままでは安心・安全な国産野菜の生産・流通・消費が危ぶまれます。「農業を始めてみたい」という方が増えているようですが、従来型農業で新規営農従事者が質・量共に高い農作物を安定生産することは、一朝一夕 では不可能です。土作り三年という言葉があるくらい経験が大切です。経験を蓄積している期間に生活を維持するのは困難です。
私たちはそれを技術革新により解決する手段を普及する事業を展開しています。植物栽培に適した環境を室内で用意し、太陽光の代わりに赤・緑・青色LED栽培光源を使用し、土の代わりに水耕栽培を使用して一年中都心部でも食料生産が可能になりました。今まで野菜生産経験が無い方や他産業出身の方が私たちの技術を使用して食の担い手 になっています。消費地で生産できるため、消費までの距離と時間を短縮することになり、採れたて新鮮、環境負荷の少ない地元産食材が安定して入手できます。
キーストーンテクノロジーが目指すのは、技術をもって、社会の課題を解決(ソリューション)すること。そして国際社会から信頼される企業市民となることです。
私たちは、いま直面している身近な課題から未来を見据えた長期的かつグローバルな課題までを視野に入れ、時代が必要とする技術を提供し、社会と人を幸せにするキーストーン(要石)であり続けます。