植物工場事業創業物語
弊社ホームページをご覧いただきありがとうございます。
私は株式会社キーストーンテクノロジー社長を務める岡﨑聖一です。
今回のテーマは、私が植物工場事業を創業したストーリーについて語ります。
お陰様で現在弊社は人工光植物工場業界では一定の評価を得て、独自の地位を確保しておりますが、私は農業に従事したことは無いのです。意外に思われるかもしれないですが、私はこの事業を始める前は電子応用機器開発エンジニアでした。
日本には多くの電機メーカーがありますが、1社だけでは製品開発は出来ない時代になっています。商品企画や仕様を大手電機メーカーが作り、開発・試作は出入りの業者に任せる事が多いのです。電子応用機器受託事業を主業としていた頃は、各種通信機器、高周波測定器、画像処理装置等の開発に携わっておりました。
電子立国ニッポンに逆風が吹き始めたのは2000年北米発ITバブル崩壊が契機でした。私の事業もピンチに立たされ、受託型事業の将来性に大きな危機感を抱きました。
そこで私は自分の技術基盤である電子技術をベースに、「環境事業」に進出する決心をしました。しかし、電子技術+環境事業の明確な処方箋は誰も教えてくれません。新規事業探索試行錯誤を繰り返し、最終的にたどり着いたのが、「LEDを使用した植物工場」の研究開発でした。でもここからは苦難の連続でした・・・
次回はゼロからLEDで植物栽培の研究開発と実用化にチャレンジしたストーリーをご紹介します。